研究業績2
「揺れる正8面体」
昭和58年11月第1回ハイテクノロジーアート展
月光荘ギャラリー(東京・銀座)
昭和61年 1月第8回エンバ賞美術コンク-ル
エンバ中国近代美術館(兵庫・芦屋)
材質:アクリル・鉄・ステンレスワイヤー・モーター・ライティング他
寸法:W50×D50×H180㎝
「揺れる虚空」シリーズで、初めて動力(モーター)を使用した作品。“連成振り子による共振”の原理を応用し、斜めにつないだワイヤーによってモーターの回転が、次から次へと隣のアクリル板へ伝わる構造になっている。何枚ものアクリル板を吊し、それをモーターにより揺らすという発想の新規性と、予測不能な動きが好意を持って受け取られ『特別賞』を受賞した。
第1回ハイテクノロジーアート展に出品した作品である。エンバ賞美術コンクールは、 企業の美術館が主催する公募展として高い評価を得ているものであり、準大賞ともいうべき『優秀賞』を受賞した。展評では、美術評論家中原佑介氏に「発想のユニ-クさと視覚的な効果の美しさに関心が寄せられた」との好意的評価を得る。他に、作家として、上松みどり、小林一彦、近藤未知男、四宮金一ら。